2017年6月14日 南硫黄島調査 南硫黄島到着~上陸~BC設置~調査&ルート構築

朝起きると船が停止している。

船の甲板に上がると水平線の上に南硫黄島がそびえ立っていた。

期待と不安の入り混じった表情の研究者の皆さん。

島に近づくにつれて、その厳しい山肌が肉眼でも見えてくる。


「ちゃんと日焼け止めを塗らないとダメだぞ~!」と言われていたかわかりませんが、上陸の準備。


上陸前の海岸。落石だらけ。当然港は無い。

上陸訓練の実践の場!幸い海は穏やかでスムーズに上陸できたのだった。

様々な漂流物が打ち上げられていた。


東北の南三陸市場から流れ着いたのだろう。

 

上陸して山岳班はすぐに山の準備に入る。

今回最終的に山岳班の引いたルートは下記。南硫黄島学術調査2017登攀ルート図

出典:南硫黄島自然環境調査の概略

パリッとした新品の装備を身に着け、準備中の天野山岳隊長と淀川隊員。

山岳班はルート工作班とBC設置班に分かれた。ルート工作班はすぐに出発。

「これだけ水があれば大丈夫だぜ~!」と笑顔のBC設置班のわたしと副隊長の金子隊員。しかしこの後、身体が南の島に気温に慣れていない中、荷揚げをして笑顔は消える・・・。

テント設置完了。波と落石を喰らわない微妙なエリアを選ぶ。

そして各隊が調査に出発する。

上陸したぜ~!と笑顔の千葉さん。

隊員が見えるだろうか?死の廊下と名付けられた崖地。落石に怯えながらの移動となる。

崖に近づくとこの落石。

山岳班ルート工作班は、過去の調査と同じ崖にルートを構築していく。

不安定な落石だらけ。

並行してドローン班も撮影を行っていた。

山岳班ルート工作班にBC設置班が作業終了後に荷揚げをして追いつく。

あづいいいいいい!!!!!

夜隊員が各地から戻ってくる。

夜は毎晩ミーティング。大切な情報交換の時間だ。

ミーティング中に思わぬ来客が。

予定していた作業が滞りなく終わり、上陸初日が無事終わった。

 

ここからは上陸1日目のみで隊員が撮影した南硫黄島の写真。

豊かな自然が残っていることが伝わるのではないだろうか。

<動物等>

 

<植物>

 

<海>

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