午前中から父島での登攀訓練を行いました。
自分達山岳班が担当。
東京で行った内容を再確認します!
初めての小笠原の自分が痛感したのは、気温の高さ。暑いので午前中の早い時間から行いましたが、少し動くと汗が滴ります(苦笑
屈強な研究者の皆さま。小笠原の研究をされていてこの気候に慣れているだけあって、皆さん笑顔で余裕ですね!
前日は海での訓練だったので野外でもなんとかなったのですが、山装備で日差しの中で活動すると本当に疲労していきます。水分をしっかり補給しながらの訓練となりました。
個人的にテンションが上ったのは、今まで見たことの無い植物で支点を作ったり、ロープを張った事。南国な感じの植物に強度を確認してスリングを回すと、なんだかワクワクしてしまいました(笑)
懸垂下降の確認をする動物班(陸産貝類)千葉さん。
研究者の皆さんは研究ができて、山も歩けて凄いなぁと関心していました。
そしてその後は南硫黄島で使う装備の梱包です。
わかりやすい!作業の流れを貼ってもらっていました。
南硫黄島は原始の自然を残す場所として島全体が「天然記念物」に指定され、さらに「原生自然環境保全地域」にも指定され、立ち入りが禁止されるなど、手厚く守られている場所。
調査に当たっては、南硫黄島へ持ち込むもの、南硫黄島から持ち出すもの全てに対して検疫処理が行われました。
上陸する1週間ほど前から、種子を含むもの(トマトなど)を食べないように食事制限がありました。(現地での隊員の排泄物は持ち帰りましたが、念のための食事制限)
島に持ち込むものは可能な限り未開封の新品を使用。
私はザ・ノース・フェイスさんと石井スポーツさんに協力して頂き、装備を整えました。
動物班(昆虫)の苅部さんと森さん。
「森くん、若いんだからこれ全部持ってね。(笑)」
「いやいや、苅部さんもお若いので余裕じゃないですか~。(笑)」
なんて言っていたかどうかはわかりませんが、研究者の皆さんは研究道具の梱包作業がとても大変そうでした。研究機材は1点ものが多く、新品を用意するのは困難とのことで、入念にエタノール洗浄されていました。
クリーンルームでパッキングを行っていましたが、とても暑い!
ここは装備に虫等が混入しないように、建物の全ての隙間に目張りがされているのです。当然クーラーも動いていません。更に念入りにバルサンが焚かれていたので、その残り香が強烈でした・・・。
防水バッグに詰めて詰めて~。
大切な食料!計画では常時15名以上が約半月間南硫黄島に滞在するので、えらい量ですね~。
水もたっぷり1000Lオーバー!これを山岳班が荷揚げするのか(苦笑
パッキング終了!
夜は山岳班で作戦会議?!
お疲れさまでした!これで一安心ですね!!