朝起きると船が停止している。
船の甲板に上がると水平線の上に南硫黄島がそびえ立っていた。
島に近づくにつれて、その厳しい山肌が肉眼でも見えてくる。
「ちゃんと日焼け止めを塗らないとダメだぞ~!」と言われていたかわかりませんが、上陸の準備。
上陸訓練の実践の場!幸い海は穏やかでスムーズに上陸できたのだった。
様々な漂流物が打ち上げられていた。
東北の南三陸市場から流れ着いたのだろう。
上陸して山岳班はすぐに山の準備に入る。
パリッとした新品の装備を身に着け、準備中の天野山岳隊長と淀川隊員。
山岳班はルート工作班とBC設置班に分かれた。ルート工作班はすぐに出発。
「これだけ水があれば大丈夫だぜ~!」と笑顔のBC設置班のわたしと副隊長の金子隊員。しかしこの後、身体が南の島に気温に慣れていない中、荷揚げをして笑顔は消える・・・。
テント設置完了。波と落石を喰らわない微妙なエリアを選ぶ。
そして各隊が調査に出発する。
上陸したぜ~!と笑顔の千葉さん。
隊員が見えるだろうか?死の廊下と名付けられた崖地。落石に怯えながらの移動となる。
崖に近づくとこの落石。
山岳班ルート工作班は、過去の調査と同じ崖にルートを構築していく。
不安定な落石だらけ。
並行してドローン班も撮影を行っていた。
山岳班ルート工作班にBC設置班が作業終了後に荷揚げをして追いつく。
夜は毎晩ミーティング。大切な情報交換の時間だ。
ミーティング中に思わぬ来客が。
予定していた作業が滞りなく終わり、上陸初日が無事終わった。
ここからは上陸1日目のみで隊員が撮影した南硫黄島の写真。
豊かな自然が残っていることが伝わるのではないだろうか。
<動物等>
<植物>
<海>