The Urs Hole というアイスクライミングのルートを登ってきました。
今回も大先輩ガイドと登らせてもらいました。
キャンモアの町から車で20分、駐車場から取り付きまで20分というアクセスの良さの為
朝一番に行こうという事に。
日の出は8時を過ぎるのでゆっくり待ってもいられません。
ヘッドランプの光で氷に取り付きます。
空が徐々に明るくなってきました。
最終ピッチに近づくと氷の上にハングした雪が詰まってしまっていました。
このルートは春に山の上からサイズ4の雪崩が落ちてきていたる所に雪が詰まっているのです。
気温が高めで、山に日射もあたり始めるのでここで引き返す事に。
おそらく雪崩のデブリの下が空洞になっている所。
こんなところを沢山くぐりしました。
アイスクライミングというより、アルパインルートにアイスが混ざっているという印象。
明るくなって登って来た谷を見るとサイズ4の雪崩が起きたという事が良くわかりました。
登って来た谷に上の広大な斜面がろうと状にすぼんでいるのです。
これは雪崩のハザードが低くないと行けないなぁと再認識しました。
アイスクライミングに行く際に私達はビーコンを持って行くか毎回判断していました。
判断の基準は行動中に雪崩地形を通過するのか、雪崩のハザードはどれぐらいなのか等。
必要があると判断するとビーコン・プローブ・ショベルを持って行きます。
しかしアイスルート登攀時に雪崩のハザードが低いと判断すれば、
登る前に不要な荷物と共に雪崩装備を置いていきます。
必要な時にのみ使う、という考え方ですね。
予定していた3日間全てアイスクライミングができて大満足でした!
この後の日程は滑走の予定です!!